2023年11月号

県境の可能性を引き出す 設楽町津具に蒸留研究所を開設

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三遠南信地域(東三河、遠州、南信州)の動き、三遠南信道の整備状況が分かる月刊紙「三遠南信Biz(ビズ)」11月号を10日に発行します。
巻頭特集ではリニア三遠南信時代を先取りして、飯田下伊那地域と愛知県の奥三河を行き来しやすい設楽町津具に新しい事業拠点を設け、生活拠点も西三河の安城市から津具に移した事業家、阿部晃さん(61)の戦略をいち早く紹介します。

設楽町津具の奥三河蒸留研究所で

新城市のエッセンシャルオイル(精油)蒸留所、豊橋市と豊川市の新店舗に続き、津具に蒸留研究所を核とする新施設を設けた阿部さんは、飯伊と奥三河の天然資源の違いを生かして「香り産業」の拡大を目指しつつ、津具の活性化にも貢献する考え。
インタビューを通じて、リニア中央新幹線の長野県駅(仮称)も活用した越境ビジネスプランの全貌に迫ります。

建物の古さを生かした施設

リノベーションを切り口に変化への備えを

巻末特集は「リノベでイノベーション」。2025年度に愛知県の東栄IC~鳳来峡IC間が開通すると、新東名浜松いなさジャンクションからわずか25分程度で行き来できるようになる浜松市天竜区佐久間町では、この変化に備えた空き家や遊休施設の改修が増えています。リニア県駅周辺、沿岸部の事例と合わせ、リノベーションを切り口とした新しい動きを取材しました。

東三河は蒲郡の旧漁協信用組合をリノベーションして、今年8月にオープンしたCHARI-CAFE POTTER、遠州はリノベーションが行われている佐久間町浦川の元印刷所、南信州はこれから始まる高森町の蔵改修計画を紹介します。

蒲郡の西浦食堂

 

改装中の元印刷所(浦川で)

リニア長野県駅(仮称)近くでは蔵が複合施設に生まれ変わる

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