三遠南信地域の民俗芸能には「お面」を着けるものが多くあります。湯立神楽シーズンの始まりに合わせて発行する11月号のテーマは「面を着けたら世界が変わる~演じる側から見た民俗芸能~」。
余興でお面を着けて踊った男性が発した「別の人格になったよう」「自分の知らなかった一面を見た」というつぶやきを出発点に、祭りでお面を着けることで生じる「心の変化」を論理的に解明しています。
花祭(奥三河)と遠山の霜月祭り(飯田市)、西浦田楽(浜松市)は面の内側から考察。ミシマも驚く「お面の告白」にご期待ください。
【巻頭特集】
「面を着けると自分以外の何かになれる」~舞台芸能師・加藤木朗さん(長野県阿智村)に聞く~
エッセイ「女将ストーリー」青山芳子(愛知県新城市)
【巻末特集】
ミシマも驚く?!「お面の告白」
「自分でなくなる体験」継承を~奥三河の花祭~:橋本謙蔵(愛知県北設楽郡設楽町)
つながりと不変の西浦田楽:山﨑洸一(本紙)
面と一体化して神になり~遠山の霜月祭り~:河原俊文(本紙)
【4~12面】
民俗芸能の後継者どう育てる?~担い手不足の現状と飯田市南信濃・小道木神社の改革路線~
三遠南信の民俗芸能一覧(湯立神楽、田遊び)
エッセイ「私たちの飯田線」太田朋子(静岡県掛川市)
地元ライターイチ押しの飲食店・料理を紹介する「三遠南信私のおススメ」:三河のソウルフード~豊橋・大正庵の「にかけうどん」/愛知大学・柴田葉月、山口加奈(豊橋学生フリーペーパー『PLEND!』編集部)
新連載「國境(くにざかい)物語」~奥山遠山越境見聞録~今井啓(長野県飯田市)
越境ビジネス新時代~つながる企業(第29回):浜松市「うなぎの井口」(帝国データバンク浜松支店・佐藤藍太)
三遠南信自動車道の整備状況(青崩峠トンネル、飯喬道路3工区、三遠道路、水窪佐久間道路)
三遠南信道・現場リポート「道をつくる人々」:飯喬道路3工区・大沢入道路を施工する勝間田建設(長野県飯田市)
道の歴史を見直す連載「古道再考」:「大門峠は諏訪と上田を隔てる、人と水の分水嶺」竹内理一(静岡県浜松市)
三遠南信ニュースダイジェスト:三遠南信の食文化「違いを生かすと魅力的な地域になる」~三遠南信しんきんサミットから~
イベント情報:二川宿本陣資料館が再始動