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越境情報紙「三遠南信Biz」

2020年5月号

三遠南信Biz5月号は「アフターコロナと三遠南信」。中小企業の生き残り策とコロナ後の変化予測

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後継者不在・人材難に苦しむ業界にあって、伝統の職人技をブランド化し、オリジナル商品を開発し、さらにはEVにも対応する町工場が浜松市にある。その原動力とは…

コロナ禍だからこそ読みたい「町工場のサバイバル術」

自動車産業の街に欠かせない技術に、加工の過程で生まれる不要部分を取り除く「バリ取り」がある。浜松市浜北区の藤本工業は、半世紀以上にわたって高めてきた職人技を生かし、バリ取りロボットシステムや6軸バリ取り装置を他社と共同開発し、東三河や南信州からも注目を集めている。EV化と時代の荒波に挑む次期社長の藤本武洋専務(39)に、町工場のサバイバル術を聞いた。

藤本専務

4ページにわたるインタビューには、

・経営資源のブランディング(付加価値を高めて生き残る方法)

・中小零細が理想に掲げるオリジナル商品の開発

・自動車業界の変化(EV化)への対応

・町工場の3代目が失敗から学んだ経営者感覚

など、異業種であっても参考になる

中小企業が生き残るためのヒントがぎっしり詰まっている。

左が藤本専務。ベテラン(右)と若手、ロボット(中央)の融合を図っている

青崩峠トンネルの工事が進展 一方でコロナの影響で工事に遅れも

三遠南信自動車道は、最大の難所・青崩峠トンネルの工事が前進。4月末までに一つの区切りに到達した。

4月末までに青崩峠トンネルの工事が一つの大きな区切りに達した

その一方、愛知県では新型コロナウイルスの影響で一部の工事が一時中断している。

中断期間は? 工事全体への影響は?

工事の全体像が分かる見開き特集では、連休明けの時点での最新情報を掲載。

特集は「アフターコロナの三遠南信はどう変わるのか」

コロナ終息後、三遠南信地域はどう変わるのか。各地で見られる変化の兆しを取材した。

可動ビジネスはコロナ後に伸びるか

豊橋市役所前で行われたキッチンカー販売

豊橋市ではコロナの影響で飲食店の売り上げが落ち込む中、キッチンカーによる販売や屋外ドライブスルー販売が盛んになった。コロナ後に「可動ビジネスが伸びる」と考える専門家にこの動きと今後に対する意見を聞いた。

LINEが中山間地の買い物を変える

コロナ禍での巣ごもり消費はネット通販事業を急伸させたが、地元消費とは結びつきにくく、近所の小売業は疲弊するばかり。そんな中、浜松市天竜区の水窪町と佐久間町では、高齢者がLINEのビデオ通話機能を使い、スーパーの店内を画面で見ながらの買い物を始めた。利点は「家にいながらにして臨場感のある買い物が楽しめること」だけではない。

スーパーに並ぶ野菜を品定めする高齢者

Zoom商談会を週1ペースで開催 三遠南信交流への活用も視野

飯田市ではコロナ後をにらみ、Zoomを使ったオンライン商談会が週1回ペースで開かれるようになり、三遠南信交流への活用も検討され始めている。

三遠南信が大学の重点研究テーマに
浜松市にキャンパスを置く静岡文化芸術大学は創立20年の節目に合わせ、三遠南信地域にも目を向けた重点研究テーマを示した。「この類いまれな風土と対話をさらに深めたい」と話す横山俊夫学長に三遠南信に対する考えと、滞在型の教育研究施設「遠州学林」の構想について聞いた。

横山学長

横山学長が重要視する三遠南信の魅力とは…。

ユニバーサルデザインを取り入れたキャンパス

三遠南信リレーコラムでは、三遠南信アミ・黍嶋久好理事長が「組み合わせしごと」と題して、売木村の移住者がこの10年で始めた「小商い」に着目。

このほか

コロナの影響で中止になった三遠南信の主なイベントと地域経済への影響

最大の経済損失は浜松まつりの約73億円

三遠南信の新型コロナウイルス感染状況が分かる一覧表

コロナ倒産を含む三遠南信の倒産情報

などを掲載。

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