山ならではのアレンジ加えて ララカレー(浜松)とコラボ
全国的な人気を誇る浜松市のスリランカカレー専門店「ララカレー」の味が、今年から飯田市内でも楽しめるようになる。りんご並木の「カフェ三連蔵」(同市通り町)が今月から提供を始め、地元の食文化との融合も図る。
ララカレーはスリランカ産のスパイスを使い、日本人向けにアレンジした本格的なスパイスカレー。2012年から楽天市場でネット販売を始め、累計販売100万食以上の大ヒット商品となった。浜松市の中心市街地に2016年にオープンした直営1号店は、8席の小規模店ながら高い収益率を誇る繁盛店となり、19年からフランチャイズチェーン(FC)店展開もスタート。長野県木曽郡王滝村にも店舗がある。
カフェ三連蔵など3店を飯田市の中心市街地で経営する「トラックワーク」代表の近藤サトルさん(49)は、共通の知人である愛知県田原市在住の画家でサーファーの山本拓也さん(50)=飯田市出身=を通じて、10年以上前から「ララカレージャパン」代表の廣畑秀明さん(42)と交流があり、かつては系列店でララカレーを使ったパスタを提供していた。
近藤さんは数年前からカレーの専門家を育てる「カレー大學」(東京)で学ぶ中で、廣畑さんが開発したカレーの真価を再認識し、同氏の許可を得て飯田での提供に踏み切ることにした。
浜松では沿岸部の地の利を生かし、カキやシラスなどの海産物を使ったカレーを提供しているが、飯田では焼き肉の定番食材として親しまれているマトンを使うなど、飯田ならではの魅力を盛り込みたい考え。
4月後半からは自社開発したすずり型の焼き肉用鉄板を使い、スリランカカレーを焼き肉の締めに食べるセットメニューを系列店「旨肉酒場やきまる」(本町)で提供するほか、鉄板も発売する計画だ。
近藤さんは「廣畑さんとは、長く三遠南信交流を実践してきた山本さんのおかげで以前からつながりがあり、満を持してスリランカカレーを提供することにした。マトン文化と…
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