名前こそ似ている金ちゃんヌードル、ポンちゃんラーメン、ポンポコラーメンだが、成り立ちは大きく異なり、「三遠南信」というくくりで見た場合、地元で製造しているのはポンポコラーメンだけだ。
製造元の山本製粉は、すがきやラーメン(カップ麺)のOEMも手掛けていた力のある会社で、ポンポコラーメンはお隣・西三河の「キリンラーメン」と並んでロングセラー商品となっている。
ポンちゃんラーメンは長野市の信陽食品が、ポンポコラーメンと同じく1964(昭和39)年から販売している。
かつては県内で郷愁を誘うテレビCMを流していた影響で、40代くらいまでは全県的に「懐かしの味」というイメージを抱いているが、販売は本社のある北信や東信(上田市、佐久市など)のウエートが大きく、南信州地域では東三河におけるポンポコラーメン、静岡県における金ちゃんヌードルほど密度濃く販売されていない。
今回の若手ワークショップの結果には、それが如実に現れたといえる。
だが、金ちゃんヌードル王国・静岡県の隣に位置する飯田市南信濃の食料品店では販売されているという実態もあり、コーナー(県境域)はきっちり押さえている。中高年を中心に、それなりに支持されているとみた。
金ちゃんヌードルは静岡県の隅々にまで浸透しており、南信濃に隣接する浜松市最北端の食料品店でも、もちろん扱っている。
「徳島県産ながら静岡のソウルフード」という点が強調されることが多いが、実は他県でもそうした例は散見され、石川県では兵庫県で製造されている「イトメンのチャンポンめん」がソウルフードになっている。
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トップバッターの若手1がじっくり考えた末の結論はこちら。
続く若手2は金ちゃんヌードルで△1つ獲得。
民俗芸能や歴史に興味があるという若手3は、ポンポコとポンちゃんの「タヌキ」に着目して「う~ん、徳川家康は『狸親父』と言われていたしなぁ…」と妙な所からアプローチしてきた。
そして「3つとも東三河」という奇策に打って出た。
その結果、ルーキーながら最高得点をマークした。
狸≒家康に加えて、タヌキ→童謡「証城寺の狸囃子」→中山晋平(長野県中野市出身)作曲→北信濃という発想もあれば、2問正解だったのかもしれない。
【総評】
3人とも3品について本当に何も知らなかった。
結果まとめ
次回はいよいよ試食。
つづく
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