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ニッチローの味玉で満蒙焼肉ラーメンが深化

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ラーメンふたつ矢考案のご当地ラーメン「満蒙焼肉ラーメン」の提供が1日から、飯田市上郷飯沼の同店で再開する。今回は地元出身のものまね芸人、ニッチローさんが監修した焼き肉のたれ「たれだら」を使った味玉(154円)がトッピングとして加わり、PRにも同氏が協力。「日本一の焼き肉の街・南信州飯田」の発展をラーメンで後押しする。

ニッチロー味玉が加わった

満蒙焼肉ラーメンはベースの二郎系ラーメンの上に豚ばら肉の焼き肉を豪快に盛ったラーメン。2016年から毎年11月の1カ月間と、帰省シーズンのゴールデンウイーク、盆、正月に期間限定で提供し、マイナーチェンジを重ねながらメジャーな存在となってきた。

満蒙焼肉ラーメンを調理するニッチローさん

昨年は焼き肉の調味料に地元信州みそメーカー「マルマン」のみそだれを使い、焼き肉を濃密な味わいにするアレンジを加えたところ好評だったため、今回はラーメン自体は変えず、具に新しい要素を求めて飯田焼肉大使のニッチローさんを助っ人として起用。地域外からも食べに来てもらえるようPR動画も撮影し、“長打”を狙った。

ニッチローさんが提案し、採用された味玉は、玉子に注射器でたれだらを注入し、表面に「NICCHIRO5.1」の焼印を入れたもの。調理方法は実際にニッチローさんが考え、系列店「からあげビリー」の長所も生かそうと、たれだらを使ったサイドメニューの「油淋鶏(ユーリンチー)」(715円)も提案した。

イチローのバットスイングを思わせる湯切り

ニッチローさんは記者会見で「イチローさんだけでなく、ジローにも思い入れがある」と話して報道関係者の笑いを誘うと、撮影用のラーメンを自ら調理。イチローのバットスイングを思わせるしなやかな手つきで湯切りをし、「これは全国ここにしかない本当のご当地ラーメン。イチローさんに迫るものがある」と試食を勧めた。

経営母体「岳」社長の北原広康さんは「満蒙焼肉ラーメンはファンが多く、帰省シーズンに一番人気となるメニュー。10~15年後に懐かしの味になってくれたら」と期待を語ったほか「望まれればレシピを公開する。いろんな店で提供する展開を目指したい」と、点から面に広げたい考えも明かし、自店の満蒙焼肉ラーメンには「元祖」の2文字を加えた。

満蒙焼肉ラーメンは990円。11月30日まで提供する。

ラーメンふたつ矢によるPR動画

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