2020年12月号

浜松は企業もすごいが食材も世界レベルです

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浜松パワーフード学会代表理事 秋元健一さんインタビュー

ミッションは「世界が認める日本一おいしい街・浜松の実現」と話す秋元さん

「浜松には世界的な企業が多いが、食材も世界を目指せるレベルにある」ー。こう断言するのは、昨年4月に設立された民間団体「浜松パワーフード学会」代表理事の秋元健一さん(57)。浜松に17年いた徳川家康の躍進と、浜松市が大都市別の健康寿命で日本一となった原動力を「浜松の豊富な旬の食材」であると考え、320品目のブランディングを図っている。浜松産の野菜や水産物に絶対の自信を持ち、「世界に認められる日本一おいしい街・浜松」の実現を目指す秋元さんに、アフターコロナを見据えたビジョンを聞いた。

長野県人も注目する「学会」のブランディング

なぜか長野県から熱い人たちが訪ねてくる…

秋元さん

飯田や長野県の方たちは結構いらっしゃっていて、先日も売木村でコメを作っているご夫婦が「全く農薬を使わずにお米を作れたんです」と持ってきてくれたり、いくつかの酒蔵を宿泊施設にして新事業を始めた人たちが「パワーフード学会の話を聞きたい」と訪ねてきたり。

「勉強好き」でリンクか…

そういうバイタリティーのある人たちが長野県にはいるんだな、熱いなあ、長野は…と感心しています。やる気があり、すごく勉強熱心で。

ー長野方面のネットワークが広がっているようですね
なぜかこのところ長野県の皆さんとの交流がつながりが深くなってきています。こちらからはまだそれほど行けていないが、これからの交流が楽しみにしています。三遠南信道を利用して行ってみたいです。

パワーとは旬の栄養価

ーパワーフード学会設立の経緯は
浜松は温暖で東京と大阪のほぼ中心にあり、海と山、川、湖が全て揃っているから農水産物がすごく豊かで、品目数は全国でも屈指の320。静岡県産食品の8割が浜松産です。

だからウナギとかミカンだけで終わらない、浜松の食品を表す言葉が欲しかった。その結果、豊かさを伝えるワードとして「浜松パワーフード」という名称が10年前に出来上りました。

ーパワーとは?
結論からいうと浜松には保存食がありません。天竜区佐久間町の柚餅子という例外を除いて。
旬の採れたてのものしかないのは、わざわざ保存する必要がないから。旬とは1年を通じて栄養価の高い活発な時期なので、エネルギーを持っていて、それを常に食せます。浜松の健康寿命が3期連続日本一であるゆえんは、そこにあるのではと思います。

スッポン

そうした想像を超えた魅力、エネルギー、人の健康を支える食材ということで浜松パワーフードと命名しました。

これを大勢の人に伝え広めようとイベントを開いたけれど、なかなか伝わらない。何万人もの人が来て楽しんでくれて、売り上げにもなるが、浜松パワーフードというものの価値がいかにすごいかが伝わりませんでした。

なかなか広がらないので、表に出ていない潜在的なことも含めて、浜松の魅力を勉強していくべきなのでは、と思いました。

ーそれで学会が
そう。食品の栄養価やエネルギー量と健康寿命の関係を考えたり、この地域にはヤマハ、スズキ、ホンダ、浜松ホトニクス、それからトヨタまでもがこの地域の発祥。世界的に有名な企業がこれだけ生まれている地域もそうはありません。その理由を研究してもっと分かりやすくしていくには僕一人ではできないから、みんなで研究して魅力づくりをし、豊かな浜松につなればいいと思いました。

世界を知る日本航空もおいしさを認めた

なぜそこまで思えたかというと、地元の食材をパワーフードとして店を営業していたら、日本航空からお声がかかり、ファーストクラスの食事の監修を依頼されたんです。この店に来て食事をされた方が「おいしい。なんですか、これは」と驚くので、健康寿命を支える栄養価の高い食材だと説明すると「ぜひ監修を」と言われて、これはすごいと驚いたわけです。

名も無い居酒屋のオヤジが評価されたことは、光栄であるとともに大変な自信になりましたが、すごいのは僕でなく、浜松の食材なんですよね。

※続きは紙面でお読みください。

全編にわたって触発される要素がたっぷり入っていますが、特に終盤で熱く語った「コロナ禍の今だからこそすべきこと」は読むだけでパワーと勇気をもらえます。読者からも共感の声が寄せられています。

パワーフードを扱う経営者は、発する言葉にもパワーがあると実感したインタビューでした。

飲食関係の方はもちろん、コロナ禍に苦しむ企業経営者、壁にぶち当たっている方にはぜひ読んでいただきたい内容です。

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