国土交通省飯田国道事務所は24日、長野県飯田市と静岡県浜松市を結ぶ三遠南信自動車道青崩峠トンネル(仮称、延長4998㍍)の本坑完成に伴い、完成式を2025年3月2日(日) 午後1時半から現地で行うと発表した。 電気、通信設備などの工事は引き続き行う。
三遠南信自動車道は、中央自動車道(飯田山本IC)と新東名高速道路(浜松いなさ北 IC)を連絡する延長約100㌔の高規格道路。国道152号の通行不能区間の解消とともに、長野県南信州地域と静岡県北遠地域への高速交通サービスの提供、地域の活性化を目的に建設している。
飯田市南信濃~浜松市天竜区水窪町間の移動は現在、約40分を要するヒョー越峠(兵越峠)越えのルートしかないが、青崩峠トンネルの開通後は7、8分と移動時間が劇的に短縮される。
本坑は昨年5月26日に貫通し、開通への期待が急激に高まった。
式典は長野県側施工者の五洋建設と静岡県側施工者の安藤・ 間が主催し、式辞とあいさつ、祝辞、くす玉開披などを予定している。
青崩峠トンネルを含む青崩峠道路と周辺の工事、完成の見通しは12月号に詳しく掲載している。