越境エリア・三遠南信(さんえんなんしん=東三河、遠州、南信州)の情報紙「三遠南信Biz」:紙媒体+電子版=400円

越境情報紙「三遠南信Biz」

2021年4月号 TOPICS

ヤマサちくわ(豊橋)が南信州地域の企業とコラボへ

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パートナー企業を募集開始/新経済圏形成に向けて

 

 

豊橋市のヤマサちくわ(佐藤元英社長)は、コラボ商品(BtoC)の開発や相互販売、イベントなどで連携できる南信州企業の募集を始めた。数年後に迫った三遠南信道の開通を見据え、東三河と南信州の民間交流を盛んにして、新経済圏の形成につなげたい考え。強みと強みを組み合わせ、より強固にできるパートナー企業を求めている。

同社は企業間コラボレーションの実績が豊富で、最近ではNHK朝の連続テレビ小説「エール」で縁が生まれた福島県の地場産品、特産品を使った練り物を次々に開発。人気商品の相互販売、物産展も行うなどして、豊橋・福島の両地域で話題になっている。

ヤマサちくわの2021年テーマは「界を超える」

今年は「界を超える」を目標に掲げ、企業と地域、経済、習慣、意識、人の越境戦略に拍車を掛ける方針で、南信州企業とのコラボは重要プロジェクトという位置付け。塩の道の時代からつながりがある同社が先陣を切ることで「東三河と南信州の民間交流を再び盛んにしたい」と意気込んでいる。

募集するのは、南信州地域で愛されている食品、メニュー、調味料、農水産物を扱う企業や飲食店、農業法人など。容器やパッケージなどのエントリーも可能。販促やPRで同社との連携実績があり、企業や食材の情報を持つ三遠南信Biz(南信州新聞社)が窓口となって仲介する。

佐藤社長は「得意分野のコラボを通して互いの地域を活性化しつつ、認知度アップも目指したい」と話している。

【コラボの一例】

①南信州地域で愛されている地場産品・特産品(完成品、調味料、農水産物)を活用した「新しい練り物の創作」→相互販売・相互開発

例1)福島県のソウルフード「いかにんじん」を使った揚げはんぺん「いか人参揚」

 

例2)福島県の地鶏「川俣軍鶏(かわまたしゃも)」に野菜や黒胡椒を加えて揚げた「川俣軍鶏チキンボール」

例3)メディアで話題のクラタペッパー(愛知県岩倉市)の黒胡椒を使った「黒胡椒豆ちくわ」

例4)豆福(名古屋市)とのコラボ。黒豆とフリーズドライのちくわ、あられ入りの「ちくわあられ」

ちくわあられ

②有名飲食店とのコラボ企画→相互販売・相互開発

例)こだわりのコーヒーを提供する

アル・カフア(新城市)とのWネーム商品の販売

③得意分野の相互利用による発展企画(対等な関係による

ヤマサちくわのおでん×土鍋などの容器

④地域活性化イベントの相互出展・開催(物産展/天龍峡マルシェ、丘のまちフェスティバル、豊橋まつり、豊橋祇園祭、炎の祭典などの地域イベント、ヤマサ夏祭りなどの企業イベント)

 

エントリーは本紙「三遠南信コラボ研究所」(Eメール、FAX0265・23・7072)へ 。商品名、原材料、製法、商品の特徴、ストーリーづくりにつながる要素(あれば)を明記する。郵送でも受け付ける。

よくある質問
Q:期限は? A:特に設けていません。が、早いに越したことはありません。
Q:なぜ三遠南信Biz/南信州新聞が間に入るのですか?
A:双方にとってメリットが多いためです。ヤマサちくわから、この試みの「メディエーター」として指名を受けました。
Q:第1弾の組み合わせは決まっていますか?
A:まだ検討段階ですが、遠からず具体化させる考えです。

 

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