長野県議選飯田市・下伊那郡区（９日投開票）で６候補中４候補が選挙公報の中で触れた三遠南信道は、青崩峠トンネルの掘削率が９８％（３月末）現在に達し、貫通目前となりました。沿線の工事も進む中、部分開通に対する期待も高まっています。
備えがなければ単なる通過点に
しかし、沿線地域に開通後のビジョンもなく、備えが不十分であれば単なる通過点となる恐れがあり、大都市に人も金も吸い取られる「ストロー現象」に苦しむという懸念は以前から語られてきました。ビジョン、具体策の有無が明暗を分ける現実は目前に迫っています。
１０日発売の月刊紙「三遠南信Ｂｉｚ（ビズ）」４月号では、静岡・愛知県側の整備を担当する国土交通省浜松河川国道事務所の名久井孝史（なくいたかふみ）所長がアウトドアビジネスを切り口に、沿線を「面白くて集客力のある地域」にするためのアイデアを数多く語っています。
沿線地域にとっては必読の内容に
名久井所長はキャンピングカーを所有するアウトドア愛好者で、国内外のアウトドア事情に精通しています。例示したビジネス展開や集客のための工夫は、愛好者のニーズに基いたもので、沿線地域にはぜひ読んでいただきたい内容となっています。
三遠南信Ｂｉｚは三遠南信地域（東三河、遠州、南信州）の動き、三遠南信道の整備状況を中心とした情報が得られるタブロイド紙です。毎月１０日に発行し、県内には郵送でお届けしています。購読料は１カ月４００円（年極４８００円）。購読申し込みはこちらから。市内平安堂でも扱っています。
【訂正】
４月号に誤字がありました。
１面INDEX：「天竜川和船下り」様の表記が誤っていました。
５面コラム「県境域の愛すべきお国柄」次回予告：伊藤紀治様のお名前に誤りがありました。
関係する方々及び読者の皆さまにお詫び申し上げます。