本人書
「あなたの人生は面白い。自分史を書いたら、読みたい人がいっぱいいると思う」－。
愛知県新城市で日本料理店「清月」を営む青山芳子さんの半生は、学生時代の恩師が語ったというこの言葉の通り、起伏に富んでいる。
その光と影を凛とした書のようなタッチでつづるコラム「女将ストーリー」は三遠南信Bizの人気コーナーになっている。
青山さん（清月前で）
複雑な環境の家庭に生まれながらも、義母や異母兄弟の温かい愛情に包まれて育った高度経済成長期、封建的な父親と時に対峙したバブル期の青春時代、自由を求めて留学したアメリカ、ジェンダー、事業承継、夫との死別、音楽活動、再婚、プロミュージシャンになった息子への思い…。
2023年7月号掲載「17歳の夏に」
2023年10月号掲載「麗しきコートダジュール」
2024年２月号掲載「レコード日和」
2024年3月号掲載「ヨシコの七不思議」
経営にも役立てているであろうインスピレーションを頼りに選ぶ題材は、ランダムなようでいて考え抜かれたものであり、実にタイムリーだ。
「コラム執筆を通して過去を紐解き、自分を見つめ直すと、何気なく聞いた言葉が時を隔てて光を放つことがある」
そう当人が語るように、過去に発せられた言葉が放つ光は、回を重ねるごとに筆力を上げている女将のみならず、現代の日本、読み手の人生も照らしている。
| バックナンバー（サンプル） |
| 2023年7月号掲載「17歳の夏に」 |
| 2023年10月号掲載「麗しきコートダジュール」 |
| 2024年2月号掲載「レコード日和」 |
| 2024年3月号掲載「ヨシコの七不思議」 |
■青山芳子さんのコラム「女将ストーリー」は三遠南信Bizに毎号掲載しています。最新作は紙面でお読みください。