2021年2月号

【特集・逆風下で商機を~設備投資で勝負:南信州編】ヒット商品作りを後押し 高付加価値と早さ武器に/最新鋭デジタル印刷機導入

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印刷後の型抜きに使うカッティングプロッター、両面ポリプロピレン加工機も同時導入し、パッケージの成形、商品ラベル作製までのトータルソリューションを提供できる体制も整えた。

紙をあきらめない  新たな命吹き込む

稼働を開始した「イリデッセプロダクションズ」

今回の設備投資は、激変する市場環境への即応と、新型コロナウイルスがもたらした変化への対応が主眼。稲垣社長の「紙」へのこだわりと、稲垣洋一常務が重視した「4色以上の印刷」という2つの条件を満たした機種を選んだ。

稲垣社長は「IT化でさまざまな電子媒体が誕生したが、紙は人間の脳が親近感を覚え、信頼性もある情報ツールであり、まだまだ発展させられる媒体。新しい印刷機は、紙に新たな命を吹き込む機能を備えている」と導入を決めた。

稲垣常務は「たとえばプレミアム付き商品券のように、金・銀・透明などの特殊トナーを使ったホログラム・透かしなどのセキュリティー機能が必要な印刷物を製作するには、4色機では限界がある。最終的には、メタリックカラーやピンクといった多彩な色表現が可能な機種を選んだ」と説明する。

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